久しぶりに旅話。
インドネシアのとある島を旅していた時の写真。
観光客が上陸するリゾートエリア側はお洒落なホテルや綺麗な海辺風景が広がり、
島の反対側ではあちこちから煙が立ちのぼるゴミ捨て場が広がっていたのですが、
その両方を見て私は初めて島を訪れた気持ちになれました。
それでも極端な視覚的情報で、
島の歴史、文化、価値観、習慣等、
見て聞いて触れて考えてみないと分からないことばかり。
それが分かるようになって初めて意見も言えるのだろうなと。
島の海辺を歩いて綺麗だと思う景色を撮っていても
しっくり来なかった理由もそういう部分にあったのだと思った瞬間です。
自分が過ごしてきた環境から得た知識や経験、
価値観だけで物事を判断してしまう危うさを常に意識しながら、
もっと世の中を真っ直ぐ見つめていけるように。
写真はそのきっかけを作ってくれている気がします。
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